ＪＲ一宮駅に近く、庭や駐車場を確保しながら住宅や商店が建つ場所に住宅を計画した。こういった場所は隣地との距離を極力近くし、その分道路側に駐車場の面積を確保する場合が多く、隣地との距離の取り方が難しい。その中で６７坪の敷地の広さを持つため、中庭を持つ平屋とし、中庭を介して採光し、隣地と接する居室はロフトを設け高い位置の窓から通風を得てプライバシーを守っている。
その中庭は、ＬＤＫ、子供室、玄関とつながっており、隣地との距離の調整のみならず、家族との距離感も調整している。平屋でありながら、平面的には家族の、断面的には風や光を感じることができる、豊かでシンプルな住まいの環境を作り出しいている。
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