リノベーション・リフォーム・コンバージョンの魅力
既存ストックの価値
20世紀は、モノをつくり、ものを破壊する世紀でした。(スクラップアンドビルド)壊さない時代を迎え、既存の建物が持つ潜在能力を生かしながら空間を変貌させて、時を刻んだ建物にしかない魅力を最大限に引き出し豊かな生活を創造します。
「中古」は必ずしも残念な言葉ではなくて、中古物件を賢く買って、それに知恵や工夫、そしてデザインを注ぎ込んで空間を創っていくことは知的な事と思います。
機能と文脈・場所の可能性を発見し覚醒させることは重要で「文化」につながると思っています。
リノベーションという選択
選択肢を広げる。戦後の日本は古くなったら壊して新しいものをつくるを繰り返してきました。その結果「新しい物件が良くて、古いものは良くない」という価値観が植えつけられてしまったように思えます。
「新品が無理だから、仕方なく・・・」ではなく日本人の感性は洗練され、必ずしも新品がいいというわけではなくなったようです。
リノベーションは空間をより豊かに使う選択肢のひとつ、空間の味わい方、楽しみ方が増えて「自分らしい住まい」という付加価値が得られます