蕎席「雅山」撮影 「ひとりごアート」

蕎席「雅山」撮影 「ひとりごアート」

昨日は、終日、竣工写真の撮影でした。2026年2月に春日井市でOPENした蕎席「雅山」です。

快晴の青空のもと、写真撮影・ドローン動画・夜景撮影まで行う、まさに撮影日和の一日となりました。

「雅山」は、OPEN当初から予約3ヶ月待ちが続く、完全予約制・週末限定営業の蕎麦店です。
現在では、県外からもお客様が訪れる場所となりつつあります。

私は一日中、カメラマンの補助をしながら建築と向き合っていましたが、改めて感じたのは、

「人が集まる空間には、必ず理由がある」ということでした。

もちろん、建築デザインや素材、照明、動線、空気感も重要です。
しかし、それ以上に強く感じたのは、クライアントご夫婦の「人間性」の素晴らしさでした。

撮影中も、お忙しい中ずっと立ち会ってくださり、自然に片付けや整理をしてくださる。
周囲への配慮が、ごく自然にできる方々です。

設計当時から、その姿勢には感銘を受けていましたが、今回改めて、

「このご夫婦だからこそ、この店は愛されるのだ」

と強く感じました。

おそらく、お客様は蕎麦の美味しさだけでなく、この空間で過ごす「心の豊かさ」に惹かれているのだと思います。

私は3月頃に家族で予約を取ろうとしていましたが、結局予約が取れたのは6月末でした。
今から本当に楽しみです。

建築は、ただ目立てば良いわけではありません。SNS映えだけでも、人は長く通い続けません。空間には、

・人の気配
・思想
・もてなし
・静けさ
・距離感
・空気感

そういった「目に見えない価値」が宿ります。私はいつも、

「建築は経営そのもの」だと考えています。

特に、飲食店設計や店舗リノベーションでは、空間の質が、そのままブランド価値やリピート率につながります。どれだけ広告を出しても、どれだけSNSを更新しても、

「また行きたい」

と思われる空間でなければ、長く愛され続けることは難しい時代です。

だから私は、設計をする時、図面だけを見ません。

経営者がどんな想いでその場所を営み、スタッフやお客様とどう向き合い、どんな未来をつくりたいのか。そこまで含めて、空間を考えています。

空間は、不思議なほど、人柄を映します。

「雅山」が多くの人に愛されている理由も、きっとそこにあるのだと思います。

そして、この出会いは、「森と川に咲く花」での、何気ない一言二言の挨拶から始まりました。その後、ご連絡をいただき、ご相談を受け、こうして一緒に建築を創ることができました。

建築の仕事は、不思議です。
図面や素材だけではなく、「人と人との信頼」から空間が生まれていきます。

私は、効率や利益だけを追いかける空間ではなく、「人の心に静かに残る場所」を、これからの時代に必要な建築だと思っています。

これからは、単に「綺麗なお店」ではなく、「また会いたくなる場所」が選ばれていくのではないでしょうか。

クタクタになるほど濃密な一日でしたが、素晴らしいクライアントご夫婦と、この建築を共に創れたことに、心から感謝しています。

写真が完成しましたら、また改めてUPいたします。ぜひ多くの方に見ていただけたら嬉しいです。

また、Instagramで「雅山」を検索してみてください。そして、ぜひ一度、ご夫婦のお蕎麦を味わってみてください。きっと、豊かな時間を過ごせると思います。

建築は、静かにそこにあります。しかし、その静けさの中に、経営者の思想や、人への想いは確かに宿っている。私は、そんな空間を、これからも丁寧に創っていきたいと思います。

梶浦博昭環境建築設計事務所 https://kajiura-a.com/ 『空間 × 感性 × 経営』

~ 見えない価値を、設計する~【名古屋・愛知・岐阜・三重を中心に25年の実績】

建築家 梶浦博昭|note   インスタ kajiuraarchitect

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にて新築工事・リノベーションの設計・監理の実績。

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