ある日、築70年近い「離れ」を見せていただきました。長い間使われておらず、多くの人がこう言う建物です。「もう使えないですね。」「解体した方がいいかもしれません。」
確かに、古い。設備も古い。建物としては、決して“商品”には見えません。けれど私は、その建物の中に入った瞬間、ふと立ち止まりました。静かな空気。少し低い天井。縁側から見える庭の緑。古い木の柱がつくる柔らかな陰影。
そのとき、頭に浮かんだのは「古い」という言葉ではなく、「もったいない」という感覚でした。この建物には、今の建築ではなかなかつくれない人を落ち着かせる“空間の骨格”が残っていたのです。
そこで僕は、新しい建物に作り替えるのではなく、その骨格を活かしながら、小さなゲストハウスとして再生しました。すると不思議なことが起きました。「この場所、落ち着きますね」「また来たいです」そんな言葉を残して帰る人が、少しずつ増えていったのです。多くの人は、建物を「新しいか、古いか」で判断します。しかし建築家は、もう一つ別の視点で建物を見ています。
それは「この空間は、人の心を動かすか」という視点です。
人が「ここに居たい」と感じる空間には、必ず価値が生まれます。そしてその価値は、やがて人を呼び、結果として収益を生みます。古い建物は、終わった資産ではありません。むしろ、まだ気づかれていない価値を持った資産です。もし、あなたの建物が「古いから仕方がない」と思われているなら、その建物には、まだ目覚めていない魅力があるかもしれません。
僕は、その可能性を見つける仕事をしています。
もし空き家や古い建物をお持ちで、「活かす方法はないだろうか」と感じているなら、一度ご相談ください。図面や写真を拝見しながら、その建物が持つ空間の可能性をお伝えします。もしかするとその建物は、まだ眠っている「宝物」かもしれません。
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にて新築工事・リノベーションの設計・監理の実績。
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