親世帯棟+共用棟+子世帯棟が水平に連なった2世帯住宅 下笠の家

  • 岐阜県養老町

古くからの住宅と田畑、山や川に囲まれた260坪の敷地に二世帯住宅を計画した。二世帯住宅では各世帯の年齢、考えが異なることが多いため、広い敷地を生かし、二世帯それぞれに合った外観、内観を持つ住宅を共有ゾーンでつなぐことを考えた。親世帯の住まいはアプローチと交差しない静かな西側に配置している。平屋にする事で階段での上り下りもなく、生活動線もコンパクトになり、負担を減らしている。子世帯の住まいは、家族の気配を感じられるようにひと続きのスキップフロアで構成している。どこにいても違う階、違う部屋とつながり、広く、伸びやかに暮らすことができる。それぞれの住まいは自立しつつも共有ゾーン、庭でつながることができる。
共有ゾーンを挟んで各戸、角度を振って配置することで、各世帯の視線が庭に集まるようになっている。互いに自立しながらも、視線の先は同じ景色を見る。心理的な距離は近く、物理的な距離を少し離すことでお互いの世帯の自立に干渉しすぎることなく共存することができる。

下笠の家

古くからの住宅と田畑、山や川に囲まれた260坪の敷地に二世帯住宅を計画した。二世帯住宅では各世帯の年齢、考えが異なることが多いため、広い敷地を生かし、二世帯それぞれに合った外観、内観を持つ住宅を共有ゾーンでつなぐことを考えた。親世帯の住まいはアプローチと交差しない静かな西側に配置している。平屋にする事で階段での上り下りもなく、生活動線もコンパクトになり、負担を減らしている。子世帯の住まいは、家族の気配を感じられるようにひと続きのスキップフロアで構成している。どこにいても違う階、違う部屋とつながり、広く、伸びやかに暮らすことができる。それぞれの住まいは自立しつつも共有ゾーン、庭でつながることができる。
共有ゾーンを挟んで各戸、角度を振って配置することで、各世帯の視線が庭に集まるようになっている。互いに自立しながらも、視線の先は同じ景色を見る。心理的な距離は近く、物理的な距離を少し離すことでお互いの世帯の自立に干渉しすぎることなく共存することができる。

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