柔らかい水
水を扱う会社の別棟事務所であることから、会社事業(水)のイメージを連想する形態を求めました。
まちに対して曲線のラインで優しく社会と関わり合う。曲線の曖昧な境界ゾーンを、硝子で透明性高くして、内部の様子を外部に表出させ活気をもたらします。隣接するキュービックな既存本社事務所を尊重することを考えると、各々、独自性を持たせる建築にすることがベストと考え、お互いの建築が引き立て合う姿を創造しました。完結する形態の対比が刺激を生みながら調和する、エネルギー溢れる会社の表現です。
楕円の卵型形状は、生命の誕生という強い力を感じます。今後も成長を続ける会社のメッセージでもあります。道路からの視線としましては、本社事務所への視界を確保しながらも個性ある建築としました。植栽の畑が周辺に多く残る稲沢市矢合町のこの敷地の独自性からも、植木畑の草木の葉の形にも呼応させ、このまちに相応しい建築を目指しました。
関連する建築事例 / Related Works