【住宅に囲まれた土地でも、明るい家にしたい】
愛知県あま市甚目寺町に計画した「光筒の家」。周囲を住宅に囲まれた敷地では、隣家との距離が近く、外周に大きな窓を設けるだけでは光や風を十分に取り込みにくいことがあります。「家の中が暗くならないか」「風が通るのか」「空を感じながら暮らせるのか」。光筒の家では、外へ広く開くのではなく、建物の内部に光と風の通り道をつくることから考えました。
【階段室を、光を取り込む筒にする】
この住宅では、階段室を単なる上下階の移動空間として扱っていません。縦に伸びる階段室を一つの「光の筒」と考え、上部から太陽の光を取り込みます。周囲に住宅が近接していても、高い位置から入った光を建物内部へ導くことで、外周の窓だけに頼らない明るさをつくりました。
【上から空を取り込む】
住宅密集地では、目線の高さにある窓の先に隣家が見えることがあります。しかし、視線を上へ向ければ空があります。光筒の家では、階段室を通して上部へ視線が伸び、室内にいながら空の気配を感じられるようにしました。周囲へ大きく開けない土地だからこそ、「横」だけではなく「上」へ開くことを考えています。
【光の筒を、風の通り道にもする】
縦につながる階段室は、光だけでなく風の経路としても利用しています。低い位置から入った空気を建物内部へ導き、高い位置へつなげる。窓をどこに設けるかだけでなく、家全体を立体的に考えることで、周囲を住宅に囲まれた環境でも風が通る住まいを目指しました。
【階段は、移動するためだけの場所ではない】
一般的には、階段は1階と2階を移動するための場所として考えられます。しかし光筒の家では、階段室にもう一つの役割を持たせています。光を落とす。風を通す。空を感じる。建物の中心にある縦の空間を住環境を整える場所として使うことで、住宅全体の明るさや広がりにつなげました。
【住宅密集地では、上から光と風を取り込む】
隣家が近い土地だからといって、暗く閉じた住宅になるとは限りません。光筒の家では、階段室という建物内部の空間を利用し、太陽、風、空を上から取り込みました。外周へ大きく開くことが難しい条件を、縦方向の空間を生かす住宅へ変えています。
梶浦博昭環境建築設計事務所では、あま・名古屋・愛知・岐阜・三重で、住宅密集地の家、明るい家、風通しの良い家、限られた敷地条件を生かした注文住宅を設計しています。「隣家に囲まれていても明るい家にしたい」「外からの視線を抑えながら光を入れたい」「風が通る住宅にしたい」「狭い住宅地でも空を感じて暮らしたい」など、土地や間取りが決まる前の段階からご相談ください。
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