駅近くの住宅街に、隣地を気にすることなく開放的に住まうことは難しい。そこで敷地と隣地の互いの住まい方への配慮として敷地に対し、斜めに箱をつなげた。
そのことにより視線は交錯せず中途半端だった隙間から広大な空を望むことが可能となる。その隙間から陽の光が入り、風が抜ける。室内では箱を重ねていることで小さく感じがちな空間に視線の抜けを作り、狭く感じさせないように配慮している。
2階子ども室からリビング方向へ視線が抜け、リビングからはロフトへ視線が抜ける。斜めに箱を重ねることで外に対しても、中に対してもやわらかく快適な環境を作り出している。
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