車通りの多い道路から一本入った、南側眼前に田んぼの拡がる敷地。ここに家族４人で住まう住宅を計画した。拡がった田んぼは開放感ある光や風を生む一方で、プライバシー性を確保しづらい一面も持つ。その田んぼとLDKの間に緩衝領域となるコートを差込み、さらに境界線に沿って木格子を配する事で、プライバシーを守りつつ、光と風を得ることが出来る。
二階個室はさらにLDKからさらにセットバックさせる事で大きな開口に対してもプライバシーを守ることが可能となる。そのセットバックされた二階部分をスキップフロアや吹抜とすることで、コートからだけでなく、多種多様な光や風を生むことが出来る。プライバシーを守りながらも光や風に包まれ、家族がいつまでも安心して住まうことができる家を目指した。
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